インテリジェントヘルスケア株式会社

ニュースリリース

2022年5月24日

各位

コロナ禍でも弛まぬリハビリテーションで成果

インテリジェントヘルスケア株式会社(本社:大阪市北区)では、新型コロナウイルス下で高齢者が体力低下などによりフレイル(要介護の一歩手前の状態)に陥る問題が指摘されている中、継続したリハビリテーションで目覚ましい成果を上げています。

利用者情報:80 歳代 女性/病名:腰椎圧迫骨折

初期段階(開始時) [初期段階:FIM運動項目 27点]

初期段階 ご利用者はリハビリに入る前は、腰椎圧迫骨折の影響で主にベッド上での生活を余儀なくされていました。コロナ禍ということもあり、普段よりもコミュニケーションが取りにくい状況ではありましたが、万全の対策を取りながら、ご本人に痛みの状況を確認しつつ車いす自走訓練などを実施。かんたき(看護小規模多機能型居宅介護)施設内での活動性向上を目指しました。

中期段階(開始から2ヵ月後) [中期段階:FIM運動項目 48点]

現在 ご利用者の自宅復帰の意志に寄り添いながらトイレ動作や着替えなど生活に即した内容や簡単な反腹運動で筋力を増やし「できることを一つずつ増やすこと」を提案。「設定した目標が達成される」「できることが増える」ことで日々の変化を確認していただきつつ、ご本人の生活の自立と意欲の向上を促しました。

現在(開始から4ヵ月後) [現在:FIM運動項目 67点]

現在 見守りながらではありますが、屋内での歩行ができ、階段を使っての段差昇降訓練を実施中。
自宅復帰に関しても非常に意欲的で、施設から自宅への外出を視野にリハビリを続けています。

FIM:機能的自立度評価法のこと。 ADL(日常生活動作)の自立度を数値化でき、運動項目・ 認知項目と合わせてどれぐらい日常生活動作ができるかを計る指標。(FIM 運動項目 満点は91点)

リハビリテーション担当から

かんたき尼崎 池田理学療法士 上記の他にも、60 歳代女性の左片麻痺からの機能回復や70 歳代女性の寝たきりからの生活改善など、コロナ禍でもリハビリを続けることで確実に日常生活動作・ 生活の質が向上しています。
コロナ流行以前と比べて、利用者毎に感染対策もリハビリテーションプログラムもカスタマイズする必要があり、よりスタッフの創意工夫が必要になっていますが、その分、リハビリ効果が生まれていると実感しています。
コロナ禍では感染予防のため、リハビリを遠ざける風潮がありましたが、ウィズコロナ/ポストコロナ時代では感染予防の徹底を前提としつつ、逆境下で磨かれたリハビリ技術での継続的な実践が必須です。
これからもご利用者・ご家族、スタッフの体調管理と感染予防の徹底を図り、安心して利用できる体制を構築しながら確実なリハビリに取り組んでいきます。

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